人と正直に渡り歩くことだけでビジネスは成立しない [大日本サムライガール 4 ]

或る日の事、僕は思い立って自分で会社をやってみたくなった。
2010年の暮れのことだ。何に扇動されたわけでもなく、自分がどんな人間であるのかを知りたくなった。ボクはどうしてもその限界を知る必要があると思ったし、どんなことが出来るのか、そのワクワク感だけで行動した。
会社の経営自体はうまくイカなかったけれども、それから半年の準備期間を終えて、手元に160万ぐらいの現金を作ることが出来て、そのうち135万円を会社の最初の資金として色んな物を用意した。
誰に同行という数字は細かいので良い。ボクは半年で家賃も払いながら浪費もしながら無茶苦茶に働いた。多分その言葉が一番しっくり来る。取れる仕事はほとんど全部選り好みせずに仕事をしたし、時間を使った。もちろん会社を指定た時のほうが記憶は色いろあるのだけれども、その前段階の仕事はあまり記憶が無い。死ぬほど働いて、多分その年の正月からボクは実家に帰らなくなった。
2011年の2月に父親に400万円を何とかして欲しいといった時に、父親はバカを言うなといった。父は5月に死んだ。預金は10万円しかなかった。
今考えてみると、そうか、あの期間はたった3ヶ月だけだったのだな、と思う。
あまりにも過密で濃密なスケジュール過ぎて、ボクはどこかでクールダウンしなければいけないのかもしれない。
母親に70万円ほどの借金があるので、とりあえずどこかでその借金を返さないといけない。
いや、今でもポンと返せるのだけれども。なんとなくそれはズルズル返せないでいる。

大日本サムライガール 4 (星海社FICTIONS)

大日本サムライガール 4 (星海社FICTIONS)


待望、期待していた4巻目、だけどボクは失望したといっても間違いじゃない。前のシリーズやほかのシリーズでも思うことなのだけれども、この著者の面白いのはのせてくるビートであって文章や物語じゃない。コンセプトは超キャッチーだが、中身が大抵は伴っていない。
1巻が星5、2巻が星4、3巻が星5だとしたら今回は星3つだ。オマケ付きで。
彼が書く恋愛や男女間の様式は美しくないし、面白くもなんともない。それに付き合わされるのは割と苦痛だし、そんなものを求めていない。ハリウッドではない、血も流さない、だけど明確に主人公は何かを代償にしてビジネスを進める姿がある。会社がある。キャラクターが居る。
そういう物語を楽しみにしてる。
次の巻も買ってしまうだろうけれども、著者は読者が何を求めているのか、せめてビジネスパーソンであり、商業ベースの本なのであればそれをきちんと考えたほうが良い。
センスはいい。
でも今回のは無しだ。
おまけで及第点を付けておいてあげよう。